【書評】時間術大全|Google×YouTube出身者が教える「今日から使える」87の時間ワザ

時間術大全の書評 おすすめ本

「時間術の本を読んでみたいけど、哲学的なのは苦手。すぐに使えるものが欲しい」

そんな方にぴったりの一冊が「時間術大全」です。

著者はGoogleでGmailの改良に貢献したジェイク・ナップと、YouTubeでデザイナーを務めたジョン・ゼラツキー。人の時間を奪う仕組みを研究してきた「依存のプロフェッショナル」2人が書いた、逆転の時間術です。

この本がユニークな理由

普通の時間術本は「どうすれば多くのことをこなせるか」を教えます。でもこの本のメッセージは少し違います。

「生産性を上げても、ひたすら他人の期待に応えているだけ」——そこから抜け出して、自分にとって意味のある時間を作ることを目指しています。

また、「意志力や根性では変われない」という前提で書かれており、仕組みで行動を変えることに徹底的にフォーカスしているのが特徴です。

4ステップの核心

①ハイライト——今日の最重要事項を1つ決める

この本の一番の肝がこれです。毎日、60〜90分でできる「今日これだけはやる」ことを1つだけ決める。

ToDoリストを全部こなそうとするのではなく、今日の「主役」を1つ決めてそこに全力を注ぐ。シンプルに聞こえますが、実際にやってみると「今日何をしたか」が明確になり、達成感が変わります。

ハイライトの選び方は3つの基準で——「緊急性(今日やらないとまずいもの)」「満足感(やり遂げたときに満足できるもの)」「喜び(今日という日に喜びをもたらすもの)」。直感で選んでOKです。

②レーザー——「無限の泉」を遠ざける

著者2人はGoogle・YouTubeで「人の目を1分でも長く引きつける仕組み」を作ってきた人物。スマホのSNSやYouTubeを「無限の泉」と呼び、これがいかに時間を奪っているかを誰より知っています。

そのためスマホ通知のオフ・アプリの削除・メールチェックを1日の終わりにまとめるなど、「仕組みで注意を守る」具体的な方法が87個並んでいます。

③チャージ——体でエネルギーを作る

集中するためにはエネルギーが必要。運動・食事・睡眠・自然に触れること・カフェインの戦略的な使い方など、「脳を充電する」方法が具体的に紹介されています。

④チューニング——振り返って改善する

寝る前に短いメモを取り、今日試した方法の効果を確認する。何を続けるか・やめるか・変えるかを考えるシンプルなサイクルです。

正直なネガティブポイント

87の時間ワザの中には「アメリカンな大味なもの」も含まれており、全部実践する必要はありません。著者自身も「全部やらなくていい、いいものだけつまみ食いして」と言っています。

また時間術の本としては「知ってる内容が多い」という声も。ただ、知っていることを「なぜやるべきか」の理由付けとともに整理してくれる点で価値があります。

こんな人におすすめ

  • 哲学的な話より「今日から試せるもの」が欲しい人
  • スマホやSNSに時間を取られていると感じている人
  • ToDoリストを全部こなそうとして疲弊している人
  • 時間術本を初めて読む人

まとめ

時間術大全は「ハイライト→レーザー→チャージ→チューニング」の4ステップを毎日繰り返すだけ。シンプルで今日から始めやすいのが最大の強みです。

87の戦術は全部やらなくていい。気になったものを3つ選んで、まず1週間試してみてください。それだけで時間の使い方は変わります。

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